一般社団法人 大分学研究会

大分の魅力を多面的に明らかにして県内各地の観光・地域振興に資することを目的にしています

TEL.097-538-9731
FAX.097-538-9724

〒870-0021 大分県大分市府内町3-8-11

大分学研究会例会

第26回 おおいた魅力体験ツアーを開催しました

2月26日(日)、今回のおおいた魅力体験ツアーは

~日田の「ひな飾り」と中津江村の鯛生金山跡を訪ねて~と題し、

江戸時代に栄華を極めた日田の商人文化を今に伝える「ひな飾り」と、

松本清張『西海道談綺』の舞台鯛生金山跡を訪ねました。

中津江村では、2002年FIFAワールドカップでカメルーン代表のキャンプ地として中津江村の名を国の内外に知らしめた立役者の坂本休元村長から

カメルーンとの秘話などをお聞きしました。

 

日田市豆田町に到着。

 

一般社団法人日田市観光協会事務局長の木下周会員がお出迎え。

豆田町を案内してくださいました。

ひな飾りで町おこしのさきがけ日田市、この日は大勢の観光客が訪れていて

活気にあふれていました。

街並みの「止まれ」はこんな工夫が

 

 

まずは広瀬資料館へ

中島館長より館内の説明と詩吟の披露がありました。

資料館には広瀬家代々の功績や所蔵品がずらり。

 

 

この時期はひな飾りもありました。

 

続いては草野本家のひな飾り

残念ながら撮影が禁止のため画像はありませんが、

20畳の奥座敷いっぱいに並べられたひな飾りは草野家の栄華が反映された素晴らしいものでした。

草野本家はひな飾りだけでなく、年4回、四季に沿った公開をおこなっています。

次回は4月から5月にかけて端午の節句と武者人形が見られるそうです。

 

続いてはおきあげ雛の展示会へ

制作風景も見ることが出来ました。

館内にはたくさんのおきあげ雛が。

型紙や色付け道具なども展示していました。

 

昼食は「そば処 草八」

おいしいお蕎麦とお料理。

 

 

午後一番はクンチョウ酒造へ。

日田市観光協会会長富安会員のお出迎え。

酒蔵を利用した酒造道具の展示が興味をそそります。

そしてやっぱり試飲。きりっとした味わい。何本買おうかな。

豆田の町をしばし散策したあとは一路日田市中津江村へ

「地底博物館 鯛生金山」に到着すると

元中津江村村長の坂本休会員がカメルーンの国旗を振ってお出迎え。

 

 

鯛生金山跡へいざ入坑

坑内には当時の労働者を模した人形があちこちにあって当時の坑内の様子が手に取るようにわかります。

 

 

こんな工夫も!

金山跡を出るとそこはワールドカップの世界が。

 

 

坂本会員はカメルーンにビザなしで入国できるそうです。

中津江村の人たちの心温まるおもてなしが、カメルーンと中津江村の絆つくりに一役も二役もかったことは

この展示施設からも、坂本会員の人柄からもうかがえます。

金山見学の後は坂本会員との茶話会

当時は金山のおかげで飲食街や映画館などが建ち、村がにぎわっていた様子などもうかがうことが出来ました。

現在ではワールドカップでカメルーンの練習場として誘致して以降、子供たちのサッカークラブの合宿や試合会場として

スポーツ振興の面で役目を果たしています。

中津江村にはキャンプ場やフィッシングパークなどアウトドアで楽しめる場所もあります。

 

鯛生金山ではなんだか懐かしい社会見学の気分を味わえた今回の魅力体験ツアー。

次回の魅力体験ツアー、是非ご参加お待ちしています!

 

 

 

 

 

 

「第4回しんけん大分学検定」「しんけん大分学検定第2回こども検定」が開催されました








2016年11月3日(木曜日・文化の日)に

「第4回しんけん大分学検定」と「しんけん大分学検定第2回こども検定」が行われました。

第4回ともなると、常連さんの顔もちらほら、今年はどんな問題が出てくるのかと、検定前は常連さんも初めての方も思い思いのテキストを持参して

おさらいに余念がありませんでした。

cimg0962

検定の始まりは「五感を使った問題」にチャレンジ。

大分弁のヒヤリングあり、ソフトドリンクやアルコールの飲み比べありで、最初に解く問題としては緊張感もあってなかなか難しかったのでは?

cimg0952

 

cimg0955

cimg0966

こども検定は前回よりも参加者が多くて、関心の高さがうかがえます。

cimg0960

 

cimg0954

検定に参加されたみなさん、お疲れ様でした!

参加されなかった方は是非来年チャレンジしてみませんか?

あなたの知らない大分県がまだまだありますよ。

来年ここにいるのはあなたかも?!

img_20161103_141327

 

cimg0961

今回の検定の結果は出ました。

次回大分学研究会例会で表彰式が行われます。

表彰者の皆さんを祝福すると同時に、受験された皆様の健闘を称えたいと思います。

当日多数のご参加お待ちしております。

 

大分学研究会創立5周年記念 第31回例会・交流会が開催されました

第31回例会を7月23日(土)大分市竹町わざわざビル4階「To-tA」で開催しました。

今回は大分学研究会が創立5周年の記念例会でした。

テーマを「おんせん県おおおいたの復活、風評被害に負けるな!」として、

県内各地域から夏の観光シーズンに向けた意気込みを6名の方から意見発表していただきました。

会員等72名(例会のみ参加4名を含む)が出席されました。最年少は17歳の高校生でした。
RIMG2823

桑野和泉副会長(由布院温泉観光協会会長)より、「地震で由布院の町から人が消えた」大きな打撃を受けながらも、地域つくりを観光の原点とし、復興に向けて地域のつながりを見直す活動を発表。

RIMG2827

三河明史会員(国東市長)より、六郷満山1,300年祭に向けての活動報告や神仏習合の地に加え日本人初のキリスト教聖地エルサレムを訪問した宣教師ペトロ・カスイ・岐部の出身地である国東市で宗教文化豊かな催しが企画されていることを発表。

RIMG2836

緒方肇会員(別府市観光協会 国内・海外観光客誘致部会長:別府・両築別邸)より、外国人観光客の誘客に向けた情報発信の継続的活動報告、地震による観光業の雇用問題といった経営危機をどう乗り越えていくかの意見発表。

RIMG2840

工藤隆浩会員(竹田市商工観光課長:首藤勝次市長代理)より、震災ボランティアの受け入れと観光業の再開を並行して行い、人のつながりをテーマにした復興に向けての取り組みを通して観光業に携わる人たちの団結も固まったという嬉しい報告も。

RIMG2842

髙橋文子会員(佐伯市観光協会理事)より、地震の影響が無かった佐伯市においても風評被害を受けている状況。被害の大小を問わず、大分県民は被災された人たちと共にあり、復興の一助になりたいと心温まるご意見。

RIMG2846

三代吉彦会員(大分銀行)より、金融の立場から震災復興サポート活動を紹介。融資面に加え、大分銀行出張コンサートを由布院で行うといった、地域の賑わいをとり戻す内容も。

 

震災は様々な問題を浮き彫りにしたと同時に、復興に向けて地域の団結力が増したり、地域の原点を見直すといった希望につながる芽も息吹くことが分かった例会となりました。

 

続いて大分学研究会より

「おんせん県おおいた」復活応援スマホケース売上収益金及び会員からの寄付金の贈呈式を行いました。

RIMG2850

大分学研究会事務局長楢本譲司より、目録を大分県観光・地域振興課長阿部万寿夫課長に贈呈。

RIMG2853

 

 

例会のあとは交流会

自慢の逸品紹介

・大分の誇る「美味求真」の世界を堪能!

RIMG2860      RIMG2854

RIMG2858    RIMG2876

各地の名産が名酒と共に一堂に並びました。ビールサーバーも待機。

RIMG2888

各テーブルには鱧しゃぶセットがセッティング!

 

RIMG2873

乾杯の前に恒例の会員紹介

 

 

RIMG2880 RIMG2882 RIMG2883

おまちかね乾杯の音頭はこの度日本銀行大分支店長としてここ大分に着任されたばかりの濱田秀夫様が

RIMG2887

 

RIMG2890     RIMG2912

鱧料理の真骨頂である骨切り実演と鱧の魅力について合澤康就会員(澤家主人)が

包丁を入れるとゴリゴリと大きな音を立てていたのに、口にすると全く邪魔にならない口当たり さすが!

RIMG2893   RIMG2889   RIMG2901


RIMG2902

美味しい料理とお酒があれば皆さん笑顔に

震災に負けず、大分が復興するには十分な魅力が揃っています。

大分を愛する人たちがつながり、一つになれば鬼に金棒といった感じでしょうか。

今回の交流会には、国東市、竹田市、三和酒類㈱、豊後大野市、角山酒店㈱、サッポロビール大分営業所、愛の里工房、ヤマロ渡邉及び新大分土地㈱、㈱まるひで、割烹澤家の皆さまのご協賛・ご協力をいただきました。

お礼を申し上げます。

 

大分学研究会第30回例会が開催されました

大分学研究会第30回例会が平成28年5月28日(土)大分県立図書館視聴覚室ホールにて行われました。

今回の例会テーマ「地域資源の保全活動を通じた”持続可能な地域づくり”を考える」のもと

基調発表を「世界発信の仕組み”祖母傾ユネスコエコパーク”登録をめざして」とし、

杉浦嘉雄会員(日本文理大学教授、祖母傾ユネスコエコパーク推進協議会会長)より

ユネスコエコパーク登録の意義や登録に向けての取り組みを生物多様性のお話も交えて発表がありました。

RIMG2529

RIMG2531

世界自然遺産とユネスコエコパークの違いとは?

対象エリアの「自然」の保護・保全に努めるのが世界自然遺産であるのに対して、

ユネスコエコパークは生物圏保存地域を地球上に確保する、そして「自然」とそこに住む「人」との共生を目的とするところに大きな違いがあるそうです。

RIMG2534

祖母傾山系は尖峰や渓谷が多く、原生的な自然が残っており、希少性の高い動植物が特徴で、自然を敬う文化が継承されている地域であることから、

この祖母傾山系も登録を目指して地元の方、特に小学校の授業の一環で取り組みをはじめ、親世代、おじいちゃんおばあちゃん世代を通じて積極的に活動されているとのことでした。

 

関連発表は「野鳥たちと神崎海岸(大分市)の持続可能な地域づくり」と題して

中村茂会員より礫岸が特徴の神崎海岸での野鳥調査の取り組みや、ウミガメの産卵場所となっている海岸での地域住民による取り組みを紹介してくださいました。

RIMG2540

渡り鳥の飛来ルートに位置するここの海岸で野鳥を観察するのもいいですね。

そして、ウミガメまつりやキャンドルナイト、バーベキューガーデン、海水浴、

楽しんだ後は後片付けやお掃除も忘れずに。

持続可能な地域づくりはそんな心がけから始まるのではないでしょうか。

 

 

 

 

大分学第29回例会を開催しました

大分学研究会第29回例会が3月26日(土)大分県立図書館で開催されました。

基調発表は「広瀬淡窓と咸宜園教育」と題して

RIMG1897

咸宜園教育研究センターの深町浩一郎さんが

広瀬淡窓の生涯を通して功績をたどり、

RIMG1904

関連発表は「廣瀬淡窓独特の教育方針」と題して

国東高校双 国校教諭の田本政宏さんが

咸宜園で実践された広瀬淡窓の教育方針について

それぞれ発表していただきました。

RIMG1906 RIMG1911

 

日本遺産「近世日本の教育遺産群-学ぶ心・礼節の本源-」に

日田市にある咸宜園跡が認定されたのを機に、

私塾咸宜園と塾主広瀬淡窓について良く知ることが出来た例会となりました。

 

会員だよりでは

RIMG1914

二宮会員より大分へお越しになる外国人観光客へのおもてなし例について

RIMG1916

二村会員より4月から開催される「第4回おおいた花と緑のオープンガーデン」についてのご案内

RIMG1917

佐藤会員より「一橋大学移動講座in大分」のご案内

がありました。

 

大分学第28回例会を開催しました

第28回例会を1月23日(土)に大分県立図書館で開催され、会員を始め52名の方が参加されました。

「竹田のキリシタン文化を考える」をテーマに、竹田市南蛮文化振興室の後藤篤美会員が竹田に遺るキリシタン関連遺跡や遺物、特にサンチャゴの鐘、聖ヤコブ石像、ドン・パウロ「志賀親次」のほか、竹田のキリシタン文化を顕彰するための取組等について基調発表しました。続いて、松本達夫会員が「キリシタン大名黒田官兵衛と大友宗麟」、若杉孝宏会員が「フロイスが見た義統と志賀親次の確執」と題してそれぞれ関連発表を行ないました。

IMG_0774 IMG_0770 IMG_0769

また、今回は例会の最後に、昨年秋に実施した第1回辻野功文芸賞コンクールで最優秀賞を獲得した中学生部門の神田奈穂さんと高校生部門の本田雅奈さんがパワーポイントを使って作品を発表しました。発表後、審査員を務めた杉浦嘉雄会員と西澤千恵子会員から講評もあり、出席者から大いに賞賛を得ました。なお、この模様は、毎日新聞1月25日(月)付け朝刊と合同新聞1月27日付け夕刊で紹介されました。

大分学第27回例会を開催しました

11月28日(土)に「大分学第27回例会」が開催され、会員86名が出席しました。

冒頭、第3回しんけん大分学検定等の表彰式を行った後、大分市長の佐藤樹一郎会員による基調発表、河野義久会員による関連発表に引き続いて、出席した会員との質疑応答・意見交換が活発に行われました。また、会員5名から会員だよりの発表が行われました。

概要は別添のとおり

大分学第27回例会 概要

IMG_7660 IMG_7661 IMG_7667 IMG_7676 IMG_7684 IMG_7687

大分学講座in東京を開催しました

先日12月5日土曜日に大分県東京事務所県人会ホールにて大分学講座in東京が開催されました。

開催に先立って第3回大分学検定の認定及び表彰式もおこなわれました。

受賞者は3回連続で最高得点を獲得された砂田光江さん。

横浜市在住の砂田さんは仕事で先月大分でおこなわれた大分学検定認定・表彰式の出席がかなわず、

今回この大分学講座in東京で認定と表彰を受けることになりました。

DSC_0253

DSC_0256

砂田さん、おめでとうございました!

 

今回の大分学講座in東京、の基調発表は「知っちょった?大分の磨崖仏」でした。

大分県は磨崖仏が至る所にあり、量質ともに日本一レベルを誇っています。

今回はその大分県内の磨崖仏について、宇佐市立西部中学校教諭の山路康弘さんから

歴史から地質面、磨崖仏を取り巻く現状、活用に向けた取り組みなど、幅広くお話を聞くことが出来ました。

DSC_0263

DSC_0264

DSC_0267

最後の質疑応答でも多くの質問が寄せられ、皆さんに興味を持っていただけたことが伺えました。

その後、場所を移して懇親会が行われました。

DSC_0268

DSC_0274

講座、懇親会を通して驚いたのは大分県出身者よりも大分県に縁があって一時住んでいたという方の参加者が

多くを占めていたことです。

仕事を機に大分に住むことになり、住むほどに大分を好きになっていただいた方たちばかり。

「大分大好き!将来は移住したいと考えています」とまでおっしゃっていただいたご夫婦もいらっしゃいました。

まさに「大分の2度泣き」を体感されたそうです。

日頃から大分自慢をしない大分県民にとってそうした方たちのお話はとてもうれしく、誇らしく思います。

各テーブルで心ゆくまで大分の魅力を語り合い、楽しい時間が過ぎてゆきました。

東京のど真ん中に居ながらそこだけは大分一色。不思議な夜でした。

大分県出身者の方はもちろん、大分県に興味があって、関東圏内在住の皆様、

これからも大分学講座in東京が開催される時はお知り合い等お声かけ合わせの上、是非ご参加ください。

第25回大分学研究会例会を開催しました

 7月25日(土)に、第25回例会を開催しました。会場は、初めての大分銀行宗麟館5階会議室です。会員45名と当日聴講者2名が参加しました。日本銀行大分支店長の秀島弘高会員が基調発表しました。日銀のバランスシート上は、日銀が発行する紙幣は無利子の負債にあたること、日銀の利益は主に市中から購入した国債の利子と無利子の負債である紙幣の差額から生じていること、日銀券の受払を支店ごとに見ると大分支店では払い超が続いており、ここ数年それが拡大している原因は現金の輸送状況の変化と考えられることなど、大変興味深い話を多く聞くことができました。そのため、発表後の意見交換では、参加者からの質問が絶えることなく続き、最後は質問を割愛させていただきました。そのほか、会員便りでは木内会員及び山路会員から分科会の報告、豊田会員から翌日のイベント案内がありました。事務局からは、今年度7月からリニューアルされたホームページ担当者の紹介、7月から大分の「ゆるキャラ」などの情報を発信するためのスマホケースの販売事業、8月30日(日)に予定の体験ツアーの紹介をおこないました。なお、例会の結果は下記PDFファイルよりご確認いただけます。また、当日のレジュメは会員コーナーに掲載しますので当日参加できなかった会員の皆さまはご利用ください。

 

第25回大分学研究会例会開催結果について