12月20日 日曜日、おおいた魅力体験ツアーがおこなわれました
第20回目を数える今回は大分市
新日鐵住金大分製鉄所、徳応寺(幕末、坂本龍馬・勝海舟が宿泊した寺)、大分県漁協佐賀関支店荷捌き所、関崎展望公園、亀塚古墳、勝海舟・坂本龍馬石像、毛利空桑記念館、参加者24名、久しぶりの社会見学気分で大分市の魅力を体感すべく回ってきました。
今回はコースの中で大分学検定の過去問を2問ほど振り返り、問題の内容を間近で確認できる有意義な企画でした。
残念ながら高炉内は撮影禁止ですが、工場構内をバスで移動の際は所員の方が鉄が出来るまで過程や、構内設備、新日鐵住金の歴史を詳しく説明してくださいました。ジオラマでまずは構内の施設を確認。
冬なのに工場内はできたての鉄板が通るたびに熱い空気が。
皆さん熱心に見学されていました。
続いて徳応寺。
徳応寺では15世東光爾英住職が坂本龍馬が本名を記してい本当に貴重な資料を公開して説明してくださいました。
坂本龍馬が珍しく本名で記していた貴重な資料(右から7番目)。
当時はカメラがないため、スケッチで様子を書き残していたんですね
蒸気船が通っていたら地元の人たちもさぞかしびっくりしたことでしょう。
続いては大分県漁協佐賀関支店荷捌き所へ
第3回大分学検定で出題された関アジ関サバの取引きの様子「面買い」が直接見られました。
漁を終えた船が着きました。
漁師さんが魚種ごとに水槽へ
お楽しみの昼食会場
全国ブランドの関アジ関サバ
いくら大分県民でも改めて食すとあればテンションが上がります。
これが1人前!
急に空が曇ってきました。
天気が良いとここの眺めは最高でしょうね。
2階がレストランで1階が地元の特産物販売所になっています。
関アジのフライが美味しそうでした。
続いては関崎展望公園
ここは第2国土軸計画の一つである九州と四国をつなぐ豊予海峡ルートが一望できる場所です。
橋梁でつなぐか、海底トンネルでつなぐか、
かつてはこの第2国土軸計画について盛んにこの計画が議論されていました。
展望公園内にある関崎海星館の中へ
豊予海峡の海底。美味しい魚が捕れる理由がここにもあったのです。
ここは天文台の設備があって海を真下に、宇宙を観察することが出来る九州でも有数な望遠鏡があります。
定期的に観測会もおこなっているようです。
国指定史跡亀塚古墳。
大分県内では最大規模の古墳です。
この地域の海岸一帯を治めていた海部の王の墓だと言われています。
海部古墳史料館には発掘調査の際に出土された貴重な遺物が展示されています。
最後は勝海舟・坂本龍馬石像と毛利空桑記念館
辻野功先生も完成を楽しみにしておられた石像が今年落成しました。
この二人が大分佐賀関に入り、野津原、熊本、長崎までをたどった歴史を伝えるにふさわしい、行く先を見据える二人のたくましく、力強い佇まいを表現しています。
そのそばにあるのが毛利空桑記念館。
毛利空桑
「文ありて武なきは真の文人にあらず。武ありて文なきは真の武人にあらず」を信念とし、
開いた私塾知来館は県指定文化財になっています。
湯布院や別府などといった観光地と比べて印象が薄いと思われがちな大分市
産業都市でありながら、全国ブランドをもち、歴史文化のバラエティに富んでいることが今回のツアーで良くお分かりいただけたかと思います。